僕が歩いたホースボール記

ホースボールについて。ホースボールのおかげで気付けた事について。

22 必要なワンテンポ待つ能力。


Andy Booth - JUMPING DE BORDEAUX Travail à l’obstacle... | Facebook

 

この馬はハミなしでも、

人がカラダの重心を後ろにしただけで後退したりできる。

20番のブログに出ていたチームの馬ももれなく

フランスでホースボールしてる馬のほとんどは、

セルフキャリッジと呼ばれる状態をたくさんの馬乗りが、キレイに作り出している。

ホースボールで

今、世界一のボルドーブランザックは

20番のブログで試合に出ていたチームだけど

そこの馬も、

ハミなしで重心移動だけで、

クルクル回ったり色々と出来るし、

ホースボールが出来る。

ハミなし、ブライドルなしで。

馬の後ろ足に体重が乗っていて、

脚使った分だけ動くし、

体重移動しただけでちゃんと曲がる。

めっちゃ走っても前のめりじゃないから恐くないし、

落ち着いて爆走してる子は恐くない。

それは当たり前だけどコントロールしてるから。

前のめりの馬、

どこかを人が支えないといけない馬は、

乗っててホースボールどころじゃない。

そんなんでホースボールしたらすぐに人馬転する。

自分でバランスをとる状態まで調教された馬は、

スピードが上がっても恐くない。

作り方は、

曳き馬から仕込んで、

調馬策で馬が自分でハミをとるし、

起き上がってるカラダで運動するのが当たり前に

なってるところまで馬を作ってから、乗ること。

それを上手なフランス人がやっている。

僕はフランス人より下手だけど、

調馬策で作り込む前に乗りたくなってしまう。

乗ってしまうと馬のペースを待つ忍耐がない。

馬が出来上がってからは乗っていいけど、

出来てないと調馬策から、した方がいいなと思う。

けど、

乗りたい。

乗ってしまう。

必要な時は乗らずに調馬策を選べるという忍耐力は一流の人の条件なんだと思う。

とりあえず自分に言い聞かせたいのは、

調馬策と乗るのはどちらも大切だけど、

調馬策で作った方が

確かになんだかんだで

早いし、正確。

知ってるけれど、乗りたくて乗ってしまう。

精神力の低さ。

乗ってても無理かなあって思ってから

やっと始める調馬策。

そこをハッキリとちゃんとチョイスできる

フランス人は偉いなあと思う。

 


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