僕が歩いたホースボール記

ホースボールについて。ホースボールのおかげで気付けた事について。

25 窮すれば通ず

 

今、最高に良い状態と、その真逆の状態の、

両方の波が来てまして、

その真逆の状態の波が激しすぎて、

白目になる日々とお伝えしてましたが、

 

野国際乗馬クラブでお世話になってた先輩が、

その事を知って、一言、

『 窮すれば通ず 』と。

 

小学校の時の同級生が、

『ピンチはチャンス』と。

 

大学時代の後輩の子から、

『あの時こう言ってましたよね』と。

 

僕が1番最初に所属した乗馬クラブで、

僕がまだ軽速歩の練習をしてた時の事を知ってるお客さんから、

『こういう時こそ体調を整えて』と。

 

自分の青春だった乗馬クラブの会員さんから、

『応援してます』と。

 

ちなみに、

今回だけじゃなくて、

昔にその他の皆さんからいただいた言葉も覚えています。

 

応援されるに相応しい道徳的な行動も、

応援されないに相応しい不道徳な行動も、

どちらもありました。

 

道徳的な行動だけとれたらどんなけ最高やったかと、

思いますが、

やりたい事がめちゃくちゃ大きい割には、

実力が無さすぎて、

無理に無理を重ねて、結果、

『ろくでなし』やな。

と自分で思う行動も振り返ると多々ありました。

 

若い人への模範になる日々もあれば、

若い人への反面教師になる日々もありました。

 

光だけに包まれて

自分が望む結果を出したかったですが、

全然うまくいきませんでした。

 

応援される様な行動がとれてる自分

応援されなくても仕方ない行動の自分

 

でも、

ひとつだけハッキリと言えるのは、

燃え方に大小はありましたが、

ホースボールの事が、365日10年以上、

いつも心に火がありました。

 

誰に何を言われても、

やめるとかいう選択肢が心には一切湧きませんでした。

 

これからも

どんな体勢になろうが

心が分かってるところに進みます。



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今、振り返って感動があります。

 

僕がホースボールで夢見てたどった道を、

今歩いてるメンバーがたどって、

僕がしてしまったミスは、

しなくていいように誘導して、

僕より短期間で、

僕よりレベルの高い技術を身につけたメンバーをたくさん生んで、

より良い未来をつくったろうと思っています。

今の最高な瞬間は、

今まで得た知識や、技術が、

次の世代、

同じ目標に続いてくれる人、

困ってる人の

役に立ってる時です。

 

単純に最高やなと思います。


まだ世の中的にオモロイやんと思ってもらえる人数が少ないんやろうなと思いますが、
必ず、オモロイやんかと、

思ってもらえるものを作りますので、

より面白くなった暁には、改めて、

『 ホースボール 』をよろしくお願いいたします。

 

ワールドカップを目指すみんなの成長は著しく、

五月の新芽を見るような爽やかな気持ちになります。

 

2020年のワールドカップですが、

最高にオモロイもんを皆さんに提供したいと思います。

 

僕は僕が出来ることを。

僕に足りないところは、

秀でた人に教えてもらって、

だんだんと、スゲー人に囲まれて来ました。

 

集まってきたメンバーや、

これから出逢う更なるメンバーにもめっちゃ

ワクワクしています。

 

天国と地獄はいつもここにあり。

 

がんばります。

 

 

24 フレデリコ・カナスさん

 

フレデ まで打つと、

 

フレデリック・カッセル

 

が検索予測に出てくるくらい、

フレデリック・カッセル

は有名ですが、

 

ホースボールに携わる人なら、

 

フレデ・・・

まで来たら

 

フレデリコ・カナスさん

の1択しか出でこないでしょう。

 

そんなフレデリコ・カナスさん。


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カナス会長は、

ポルトガル人で

元ホースボールのポルトガル代表選手で、

HCCというホースボールクラブと、そのアパレルブランドを持ち、


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僕が「 ホースボールしたいです 」というと、

カ「 おいで! 」と二つ返事で言ってくださったかたでもあります。

 

HCCは現在ホースボールクラブの経営をやめて、

イベントの時のみ厩舎を作ってホースボールの試合を開催するホテル事業にメインが変わっています。

そして、

アパレルはそのままで今でもかなり

儲かってるそうです!


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カナスさんはビジネス上手で、

カナスさんとその友達と一緒にご飯を食べるといつも

「こういうビジネスはどうだ?」

「こんどこういうことするから乗ってくれ」とか

とりあえずビジネスの話が

たくさん聞けます。


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フレデリコ・カナスさんは、

僕にホースボールをする機会をたくさんくれて、

これからもホースボールをする上で、

日本のホースボール関係者もどんどんお世話になる人なので、是非

覚えておいてくださいね!

 

2020年のホースボールワールドカップでも、

会場で観戦する方は、

普通に挨拶してみてください🙌

 

色んな事に対応してるので、

長話は出来ないと思いますが、

とても気さくな方なのと、

奥さんもカナスさんも日本文化が非常に好きなので、

時間があるなら話してくれると思います!


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ワールドカップの現地観戦をお楽しみに🙌

 

 

23 フェイスブックってすごいですよね②

 

21 フェイスブックってホンマにすごいですよね

の、・・・つづき。

 

 

僕が体験したホースボールでの、

世界トップ3の選手からの友達申請に引き続き、

第2の奇跡と勝手に呼んでるのは、

これからお話しする、

 

『 ホースボール留学までの流れ 』です。

 

アレルギーと調和するために、

毎日死に物狂いで生活していたときも、

ずっとホースボール留学したいって思っていたんですが、

当時は今よりもホースボールの情報が英語でも少なくて、

実際にホースボールのクラブがどこにあるのかとか、

英語でインターネット検索しても当時は全然、

出てこなかったんですよね。

 

検索の仕方もよくなかったのかもしれませんが、

当時は「ホースボール留学してえ」と思ってるの、

日本人で、そもそも僕だけやったと思うのと、

実際に僕だけやったみたいなので、

 

やっとたどり着いたフランスのホースボールをやるクラブに何件か英語でメールを送りましたが、

 

なんと。

 

ことごとく、

スルーされるか、断られました。

 

というのもお金があるならまだしも、

馬の経験もろくになく、

言葉も片言の英語とか、

邪魔くさい人全開の

ホースボールしたい人が僕やったのです。

 

これが普通の乗馬ならなんとか

受け入れてもらえたらしいのですが、

ホースボールは、

馬に乗るのがヘタすぎたら、

「ケガしたときに、片言の外国人とか、めっちゃ面倒やん」という

至極当たり前な理由でした。

 

たぶん、

英語ペラペラで、馬にもかなり乗れます

状態なら受け入れてもらえたかも知れませんが、

フランス人は、そういう面では実績や信頼度の高いものをしっかり選ぶ、かなり慎重な民族やなと思いました。

 

たぶん、アルゼンチンに問い合わせしてたら、

「オッケー、アミーゴ!」

で1発オーケーもらって、

アルゼンチン留学出来ていたはずですが、

 

とりあえず、当時のフランスにはことごとく断られました。

 

そんな折、

 

またフェイスブックで、

ある大物と繋がることとなりました。

 

誰かと言いますと、

フレデリコ・カナスさんです。

 

フレデリック・カッセル

 

と日本の方から、よく言われますが、

 

似て非なる人で、

違います。

 

フレデリコ・カナスさん

Frederico Cannasさん

 

です。

 

誰やねんと友達によく言われてましたが、

国際ホースボール連盟(FIHB)の会長さんです。

( Federation International de Horseball 

)

 

フェイスブックまじですげーな」

と、衝撃を受けた第2弾は、

 

『 ホースボールやったことない人が

そのスポーツの会長さんと直接コンタクトとれる状態を手に入れた 』

 

でした。

 

フェイスブック。大丈夫か? 」

「 出来る事、めちゃくちゃやん。」

 

と思いながらも、

めちゃくちゃついでに

フレデリコさんに、

「ホースボール留学したいので、どこか紹介してください。」

とメッセージを送ったところ、

 

次の日に、

ポルトガルにホースボールの厩舎持ってるから来たら? 」

と返信され、

「 はやっ! 」と思いながらも、

「 行きます行きます! 」と即、返信しました。

 

実際は、そこから、

乗馬クラブから中々出られずに2年経ってしまったのですが、

ずっーとコンタクトが取れてたので、

おかげさまで、日本でまあまあ落ちないレベルになってから、留学の日を迎える事が出来ました。

 

ホースボールって僕にとって、

運命であり、天命であると思ってるのですが、

毎度毎度、

ホースボールの節目節目が、

本当に本当にツラいです。

 

なんでこんな試練やねんという、

ロールプレイングゲームでの

次のステージ行く前に必ずボス戦があるみたいな。

 

個人的にはボス戦とか無くても全然オッケーなんですが、

どうしても与えられる様で、

毎回、「 これ、おれ明日とか生きてんのかな 」と

思うことが多かったです。

 

まだ生きてるので、

とりあえず進みますが、

 

迷惑をかけてるのは知ってるので、

必ず将来、ホースボールを日本の皆様にもっと提供するというカタチで還元させていただくので、

たぶん、

みなさんも死にかけて死にかけて

今日を迎えてるんやなあと思いますが、

僕も生きてるので進みます。

 

よろしくお願いいたします。

 

とりあえず、明日生きてんのかなと

本気で感じてる時に食べる

 

白ご飯と味噌汁は

美味し過ぎて、

泣きながら食べてる事が多いです。

 

これが最後の食事やと本気で思える状況で

ご飯を食べると、

舌がものすごく敏感になり、

めちゃくちゃ美味しく食べれます。

 

是非試してみてください!

 

・・・つづく。

 

 

 

 

22 必要なワンテンポ待つ能力。


Andy Booth - JUMPING DE BORDEAUX Travail à l’obstacle... | Facebook

 

この馬はハミなしでも、

人がカラダの重心を後ろにしただけで後退したりできる。

20番のブログに出ていたチームの馬ももれなく

フランスでホースボールしてる馬のほとんどは、

セルフキャリッジと呼ばれる状態をたくさんの馬乗りが、キレイに作り出している。

ホースボールで

今、世界一のボルドーブランザックは

20番のブログで試合に出ていたチームだけど

そこの馬も、

ハミなしで重心移動だけで、

クルクル回ったり色々と出来るし、

ホースボールが出来る。

ハミなし、ブライドルなしで。

馬の後ろ足に体重が乗っていて、

脚使った分だけ動くし、

体重移動しただけでちゃんと曲がる。

めっちゃ走っても前のめりじゃないから恐くないし、

落ち着いて爆走してる子は恐くない。

それは当たり前だけどコントロールしてるから。

前のめりの馬、

どこかを人が支えないといけない馬は、

乗っててホースボールどころじゃない。

そんなんでホースボールしたらすぐに人馬転する。

自分でバランスをとる状態まで調教された馬は、

スピードが上がっても恐くない。

作り方は、

曳き馬から仕込んで、

調馬策で馬が自分でハミをとるし、

起き上がってるカラダで運動するのが当たり前に

なってるところまで馬を作ってから、乗ること。

それを上手なフランス人がやっている。

僕はフランス人より下手だけど、

調馬策で作り込む前に乗りたくなってしまう。

乗ってしまうと馬のペースを待つ忍耐がない。

馬が出来上がってからは乗っていいけど、

出来てないと調馬策から、した方がいいなと思う。

けど、

乗りたい。

乗ってしまう。

必要な時は乗らずに調馬策を選べるという忍耐力は一流の人の条件なんだと思う。

とりあえず自分に言い聞かせたいのは、

調馬策と乗るのはどちらも大切だけど、

調馬策で作った方が

確かになんだかんだで

早いし、正確。

知ってるけれど、乗りたくて乗ってしまう。

精神力の低さ。

乗ってても無理かなあって思ってから

やっと始める調馬策。

そこをハッキリとちゃんとチョイスできる

フランス人は偉いなあと思う。

 


Andy Booth - JUMPING DE BORDEAUX Travail à l’obstacle... | Facebook

21 フェイスブックってすごいですよね

 

僕がホースボールを初めて知ったのは、

今の『馬ライフ』という雑誌で、

当時は『乗馬ライフ』という名前でした。

 

それに載っていた、

たった1枚の

フランス代表が試合前に並んで写った写真を見て、

「めっちゃカッコイイ」と思い過ぎて、

 

本当に始めてしまった乗馬ライフ。

 

当時、

すでに26歳になっていた僕は、

友達やズケズケ言う知り合いから

「 アタマおかしくなったんちゃうか 」とか

世間体の良かった仕事を辞めるというので、

家族からは

「 いやいや、絶対今の仕事の方が良いから。

絶対に後悔するで。」とか、

馬を始めてから2ヶ月くらいしたら

彼女からは

「 もう会わへん 」とか、

世間的に未知の、

日本でこれから流行るかわからないスポーツどころか、

 

そもそも

「 たかし。馬、乗れんの? 」

 

「 いや。これからやねん。 」

 

というところから、

スタートを切って、

いざ切ってみると、

馬アレルギーで毎日かゆすぎて眠れません。

という、

 

「 たかし。マンガみたいな事してるな。 」

「 マンガやったら別にその設定でもエエけどな。 」

と言われながら、

 

更に馬のプロ全員に、

「 とりあえず、ホースボールは日本でやるん無理やで 」と言われ、

事実、

始めたときは「これから広まりそうなんちゃうん」と、

思える状況からの、

そこから2年経ったときには他地域で始めた人が

誰も居なくなり、

 

そんな状況とは関係なく、

「 ホースボールしてえ 」と、

想っていた頃。

 

馬の技術を研いていた当時の職場で、

ウェブサイト担当のコジマさんから

「 ホームページと連動させるから、

西島くんもフェイスブックやって 」と言われて、

始めたフェイスブック

 

そこで検索ワードに『 Horseball 』とキーワードを打ってみると、

出てきたのは、

ホースボールをやっているアルル(当時の世界一のチーム)

が活躍しているフェイスブックのページ。

 

そこを中心にして、

毎日、ホースボールのヨーロッパから配信される記事に、

『 いいね 』ボタンを連発していると、

 

ある日、

 

当時の世界一のチーム

『 アルル 』の主要選手、

ミケル・ルガール

ニコラ・ティサード

ベノア・レベク

からフェイスブック

なんと、

なんとなんと、

向こうから『 友達申請 』が届きました!

 

ちなみに、

当時のホースボールの世界ランキングで

1位、2位、3位の選手で、

もちろんフランス代表の選手で、

その翌年のワールドカップ優勝メンバーの選手からでした。

(1個前のブログに載せた試合のレジェンドチームに3人とも出ていました )

 

「 マンガやな。 」 

 

と自らに起こった出来事を思いながら、

 

当時、実家に戻っていた僕は

親にテンション高く

「 めっちゃすごいこと起きてんけど! 」

と言ったところ、

フェイスブック 』というものを

当時知らなかった両親からは

「 そうか 」

と返答され

 

とりあえず、

ホースボールを『したことのない』

ホースボールに『ただ憧れてる人が』

ホースボールという

エクストリームスポーツ

世界の1番から3番までを競いあってる選手から 』 

『 友達申請をもらう 』という

『 奇跡 』が起きたフェイスブック

 

・・・

 

フェイスブック 』 って、すごいな。

 

って今だに時々ふりかえっても、

やっぱり思います。

 

だって、

サッカーしてえという

サッカーしたことのない大人が居たとして、

いいねボタン押してるだけで

メッシ

クリスティアーノ・ロナウド

ネイマール

からフェイスブックで友達申請が来たら、

意味不明ですよね!

 

でも、

ホースボールだったから

起きた奇跡。

 

とりあえず、

 

フェイスブック

そういうところです。

 

みなさんもフェイスブック

引き続きお楽しみください🙌

 

つづく・・・