僕が歩いたホースボール記

ホースボールについて。ホースボールのおかげで気付けた事について。

23 フェイスブックってすごいですよね②

 

21 フェイスブックってホンマにすごいですよね

の、・・・つづき。

 

 

僕が体験したホースボールでの、

世界トップ3の選手からの友達申請に引き続き、

第2の奇跡と勝手に呼んでるのは、

これからお話しする、

 

『 ホースボール留学までの流れ 』です。

 

アレルギーと調和するために、

毎日死に物狂いで生活していたときも、

ずっとホースボール留学したいって思っていたんですが、

当時は今よりもホースボールの情報が英語でも少なくて、

実際にホースボールのクラブがどこにあるのかとか、

英語でインターネット検索しても当時は全然、

出てこなかったんですよね。

 

検索の仕方もよくなかったのかもしれませんが、

当時は「ホースボール留学してえ」と思ってるの、

日本人で、そもそも僕だけやったと思うのと、

実際に僕だけやったみたいなので、

 

やっとたどり着いたフランスのホースボールをやるクラブに何件か英語でメールを送りましたが、

 

なんと。

 

ことごとく、

スルーされるか、断られました。

 

というのもお金があるならまだしも、

馬の経験もろくになく、

言葉も片言の英語とか、

邪魔くさい人全開の

ホースボールしたい人が僕やったのです。

 

これが普通の乗馬ならなんとか

受け入れてもらえたらしいのですが、

ホースボールは、

馬に乗るのがヘタすぎたら、

「ケガしたときに、片言の外国人とか、めっちゃ面倒やん」という

至極当たり前な理由でした。

 

たぶん、

英語ペラペラで、馬にもかなり乗れます

状態なら受け入れてもらえたかも知れませんが、

フランス人は、そういう面では実績や信頼度の高いものをしっかり選ぶ、かなり慎重な民族やなと思いました。

 

たぶん、アルゼンチンに問い合わせしてたら、

「オッケー、アミーゴ!」

で1発オーケーもらって、

アルゼンチン留学出来ていたはずですが、

 

とりあえず、当時のフランスにはことごとく断られました。

 

そんな折、

 

またフェイスブックで、

ある大物と繋がることとなりました。

 

誰かと言いますと、

フレデリコ・カナスさんです。

 

フレデリック・カッセル

 

と日本の方から、よく言われますが、

 

似て非なる人で、

違います。

 

フレデリコ・カナスさん

Frederico Cannasさん

 

です。

 

誰やねんと友達によく言われてましたが、

国際ホースボール連盟(FIHB)の会長さんです。

( Federation International de Horseball 

)

 

フェイスブックまじですげーな」

と、衝撃を受けた第2弾は、

 

『 ホースボールやったことない人が

そのスポーツの会長さんと直接コンタクトとれる状態を手に入れた 』

 

でした。

 

フェイスブック。大丈夫か? 」

「 出来る事、めちゃくちゃやん。」

 

と思いながらも、

めちゃくちゃついでに

フレデリコさんに、

「ホースボール留学したいので、どこか紹介してください。」

とメッセージを送ったところ、

 

次の日に、

ポルトガルにホースボールの厩舎持ってるから来たら? 」

と返信され、

「 はやっ! 」と思いながらも、

「 行きます行きます! 」と即、返信しました。

 

実際は、そこから、

乗馬クラブから中々出られずに2年経ってしまったのですが、

ずっーとコンタクトが取れてたので、

おかげさまで、日本でまあまあ落ちないレベルになってから、留学の日を迎える事が出来ました。

 

ホースボールって僕にとって、

運命であり、天命であると思ってるのですが、

毎度毎度、

ホースボールの節目節目が、

本当に本当にツラいです。

 

なんでこんな試練やねんという、

ロールプレイングゲームでの

次のステージ行く前に必ずボス戦があるみたいな。

 

個人的にはボス戦とか無くても全然オッケーなんですが、

どうしても与えられる様で、

毎回、「 これ、おれ明日とか生きてんのかな 」と

思うことが多かったです。

 

まだ生きてるので、

とりあえず進みますが、

 

迷惑をかけてるのは知ってるので、

必ず将来、ホースボールを日本の皆様にもっと提供するというカタチで還元させていただくので、

たぶん、

みなさんも死にかけて死にかけて

今日を迎えてるんやなあと思いますが、

僕も生きてるので進みます。

 

よろしくお願いいたします。

 

とりあえず、明日生きてんのかなと

本気で感じてる時に食べる

 

白ご飯と味噌汁は

美味し過ぎて、

泣きながら食べてる事が多いです。

 

これが最後の食事やと本気で思える状況で

ご飯を食べると、

舌がものすごく敏感になり、

めちゃくちゃ美味しく食べれます。

 

是非試してみてください!

 

・・・つづく。

 

 

 

 

22 必要なワンテンポ待つ能力。


Andy Booth - JUMPING DE BORDEAUX Travail à l’obstacle... | Facebook

 

この馬はハミなしでも、

人がカラダの重心を後ろにしただけで後退したりできる。

20番のブログに出ていたチームの馬ももれなく

フランスでホースボールしてる馬のほとんどは、

セルフキャリッジと呼ばれる状態をたくさんの馬乗りが、キレイに作り出している。

ホースボールで

今、世界一のボルドーブランザックは

20番のブログで試合に出ていたチームだけど

そこの馬も、

ハミなしで重心移動だけで、

クルクル回ったり色々と出来るし、

ホースボールが出来る。

ハミなし、ブライドルなしで。

馬の後ろ足に体重が乗っていて、

脚使った分だけ動くし、

体重移動しただけでちゃんと曲がる。

めっちゃ走っても前のめりじゃないから恐くないし、

落ち着いて爆走してる子は恐くない。

それは当たり前だけどコントロールしてるから。

前のめりの馬、

どこかを人が支えないといけない馬は、

乗っててホースボールどころじゃない。

そんなんでホースボールしたらすぐに人馬転する。

自分でバランスをとる状態まで調教された馬は、

スピードが上がっても恐くない。

作り方は、

曳き馬から仕込んで、

調馬策で馬が自分でハミをとるし、

起き上がってるカラダで運動するのが当たり前に

なってるところまで馬を作ってから、乗ること。

それを上手なフランス人がやっている。

僕はフランス人より下手だけど、

調馬策で作り込む前に乗りたくなってしまう。

乗ってしまうと馬のペースを待つ忍耐がない。

馬が出来上がってからは乗っていいけど、

出来てないと調馬策から、した方がいいなと思う。

けど、

乗りたい。

乗ってしまう。

必要な時は乗らずに調馬策を選べるという忍耐力は一流の人の条件なんだと思う。

とりあえず自分に言い聞かせたいのは、

調馬策と乗るのはどちらも大切だけど、

調馬策で作った方が

確かになんだかんだで

早いし、正確。

知ってるけれど、乗りたくて乗ってしまう。

精神力の低さ。

乗ってても無理かなあって思ってから

やっと始める調馬策。

そこをハッキリとちゃんとチョイスできる

フランス人は偉いなあと思う。

 


Andy Booth - JUMPING DE BORDEAUX Travail à l’obstacle... | Facebook

21 フェイスブックってすごいですよね

 

僕がホースボールを初めて知ったのは、

今の『馬ライフ』という雑誌で、

当時は『乗馬ライフ』という名前でした。

 

それに載っていた、

たった1枚の

フランス代表が試合前に並んで写った写真を見て、

「めっちゃカッコイイ」と思い過ぎて、

 

本当に始めてしまった乗馬ライフ。

 

当時、

すでに26歳になっていた僕は、

友達やズケズケ言う知り合いから

「 アタマおかしくなったんちゃうか 」とか

世間体の良かった仕事を辞めるというので、

家族からは

「 いやいや、絶対今の仕事の方が良いから。

絶対に後悔するで。」とか、

馬を始めてから2ヶ月くらいしたら

彼女からは

「 もう会わへん 」とか、

世間的に未知の、

日本でこれから流行るかわからないスポーツどころか、

 

そもそも

「 たかし。馬、乗れんの? 」

 

「 いや。これからやねん。 」

 

というところから、

スタートを切って、

いざ切ってみると、

馬アレルギーで毎日かゆすぎて眠れません。

という、

 

「 たかし。マンガみたいな事してるな。 」

「 マンガやったら別にその設定でもエエけどな。 」

と言われながら、

 

更に馬のプロ全員に、

「 とりあえず、ホースボールは日本でやるん無理やで 」と言われ、

事実、

始めたときは「これから広まりそうなんちゃうん」と、

思える状況からの、

そこから2年経ったときには他地域で始めた人が

誰も居なくなり、

 

そんな状況とは関係なく、

「 ホースボールしてえ 」と、

想っていた頃。

 

馬の技術を研いていた当時の職場で、

ウェブサイト担当のコジマさんから

「 ホームページと連動させるから、

西島くんもフェイスブックやって 」と言われて、

始めたフェイスブック

 

そこで検索ワードに『 Horseball 』とキーワードを打ってみると、

出てきたのは、

ホースボールをやっているアルル(当時の世界一のチーム)

が活躍しているフェイスブックのページ。

 

そこを中心にして、

毎日、ホースボールのヨーロッパから配信される記事に、

『 いいね 』ボタンを連発していると、

 

ある日、

 

当時の世界一のチーム

『 アルル 』の主要選手、

ミケル・ルガール

ニコラ・ティサード

ベノア・レベク

からフェイスブック

なんと、

なんとなんと、

向こうから『 友達申請 』が届きました!

 

ちなみに、

当時のホースボールの世界ランキングで

1位、2位、3位の選手で、

もちろんフランス代表の選手で、

その翌年のワールドカップ優勝メンバーの選手からでした。

(1個前のブログに載せた試合のレジェンドチームに3人とも出ていました )

 

「 マンガやな。 」 

 

と自らに起こった出来事を思いながら、

 

当時、実家に戻っていた僕は

親にテンション高く

「 めっちゃすごいこと起きてんけど! 」

と言ったところ、

フェイスブック 』というものを

当時知らなかった両親からは

「 そうか 」

と返答され

 

とりあえず、

ホースボールを『したことのない』

ホースボールに『ただ憧れてる人が』

ホースボールという

エクストリームスポーツ

世界の1番から3番までを競いあってる選手から 』 

『 友達申請をもらう 』という

『 奇跡 』が起きたフェイスブック

 

・・・

 

フェイスブック 』 って、すごいな。

 

って今だに時々ふりかえっても、

やっぱり思います。

 

だって、

サッカーしてえという

サッカーしたことのない大人が居たとして、

いいねボタン押してるだけで

メッシ

クリスティアーノ・ロナウド

ネイマール

からフェイスブックで友達申請が来たら、

意味不明ですよね!

 

でも、

ホースボールだったから

起きた奇跡。

 

とりあえず、

 

フェイスブック

そういうところです。

 

みなさんもフェイスブック

引き続きお楽しみください🙌

 

つづく・・・



20 この試合は面白いので是非見てみてください🙌

 

僕がホースボールを始めたときの

フランス代表のレジェンド達と、

現在のフランス代表の新鋭の選手たちの試合です!

 

フランスのホースボールプレーヤー

1万2000騎以上の頂点の試合。

 

個人的にはめっちゃ面白いです!

 

日本は足元にも及びませんが、

こんな風にいつかなれるくらいの

歴史を今からコツコツ重ねたいと思います!

 


🐴🔴Suivez EN DIRECT le Match des Légendes en Horseball du plus haut niveau avec les joueurs ayant fait partie de l’équipe de France. FIHB - Fédération Internationale de Horseball Jumping International de Bordeaux

19 いつも盛り上げるチーム

 

彼らが試合に出てくると、いつも会場がドッカンドッカン!

と盛り上がる。

 

そんなチームがあります。

 

それはホースボールのアルゼンチン代表チームです。

 

ホースボールの元になったスポーツ

『 パト 』を国技とする国アルゼンチン。

 

ガウチョ(アルゼンチン版カウボーイ)や

パタゴニア大自然

メンドーサのワイン畑やワイナリー

馬で走り放題の、どこまでも続く平原。

あのノリ。

たぶん晴れた日に、

「 馬に乗ってキャンプ行こう 」

って言ったら

「 いいね! 」と言って、

いきなり冒険が始まりそうな、

そんなワクワクする国アルゼンチン。

 

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彼らは普段、アルゼンチンの国技であるパトの選手として生活していて、

そのパトとホースボールは

サッカーとフットサルくらい違いがあるので、

パトを国技とする国ですが、

ホースボールのワールドカップだと真ん中くらいの成績でフィニッシュしますが、

必ず大会を盛り上げて、

颯爽とアルゼンチンに帰っていきます。

 

彼らの魅力は、パト特有の

ボールにかなりのスピンをかけて投げる『ワンハンドパス』や『ワンハンドシュート』に加えて、

 

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情熱がむき出しのプレーです!

 

サッカーで昔のアルゼンチンの選手でしか例えられなくて申し訳ないのですが、

バティストゥータとか

シメオネとか

ガジャルドとか

オルテガとか

上手いんだけど、

それプラスで気持ちの熱さが漏れ伝わってくる

あの独特の雰囲気。

 

もっと言えば、

マラドーナっぽい雰囲気をみんな少しずつ

身にまとっているので、

試合中にドヤ顔でガッツポーズなんか

された時には、

観客はめちゃくちゃ沸きます。

 

そんな彼らの国民性が

脳科学の分野で研究されて

 

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判明した

聞いて納得の国民性

 

『チャレンジこそが、

生きる意味!』

 

という

 

日本の

『失敗しないことが

まず第一!』

 

というものと

国民性的にも、

地球の真反対側に位置する

という地理的にも、

 

『 真逆 』という未知の魅力に溢れた

アルゼンチン共和国

 

2020年のワールドカップ

個人的に一番対戦してみたい国なのが、

彼らです。

 

2016年、彼らと喋った言葉は、

「グラシアス!」と「アミーゴ!」

の2単語でしたが、

大会期間中に、その2単語だけでなぜか盛り上がっていたので、

 

ある日

遠くからアミーゴ!と聞こえて振り向くと彼らが笑顔で手を振ってくれていて、

 

今思い出しても

「そら愛されるよなあ(笑)」

という屈託のなさと、

素晴らしい愛嬌のある人間性が印象的なアルゼンチン代表の彼らです。

 

とりあえず、

ワールドカップを現地に観戦しに行く予定の方も、

アルゼンチン代表を楽しみにしておいてくださいね!

 

会場では普通に会えるので(笑)

 

ちなみに、

パトで10starの選手

(星が10個与えられている日本の相撲でいうと『横綱』クラスの選手)

達なので、

お国が変われば国技の選手の雰囲気も変わっていると知れて

めっちゃ面白いなと思います🙌

 

ちなみに、

ホースボールでは

試合とか大会のレベルが

1star~5star まで分けられていて、

ポロやパトの様な

選手個人にはスター制というのは導入されていません。

 

 

2016年のワールドカップで、

パブロ・セゴビアから

スペイン語で書かれた一言の手紙をもらい、

本当に何言ってるのかは分かりませんでしたが(笑)

手紙の一言をグーグル翻訳したら、

「 この一時で、永遠に友達 」

という事が書いてあり、

お金と時間に余裕が作れたら

絶対に行きたいなと思いました!

 

友達になるのは、

言葉が通じなくても

大丈夫やと、知れました。

 

でも

言葉があるともっと良いと思いますが(笑)

 

広い土地で暮らす人達特有の、

大陸気質というか、

やっぱり心が広いなと思います。

 
皆さんもお楽しみに!
 
ではまたー🙌